瓦屋根のメンテナンスについて

皆さんこんにちは、「やね博士クン」です!

今回は「瓦屋根」について話していこうと思います。

瓦屋根のメリットは長持ちすること。
40年から100年ぐらい耐久性があります。
ちなみに、1番古い屋根瓦は1400年前のものも使われてます。

続いて、瓦の下の隙間で通気層が取れるので、湿気や熱風が流れることで「涼しくて群れにくい屋根」っていう特徴があります。

後は割れても1枚単位で交換できることかな。

逆に瓦屋根のデメリットは、
まずは、重いこと。

続いて、台風や地震でずれたり落ちたりしちゃうこと。
昔の瓦屋根は瓦桟に引っかけているだけなので、台風とか強風、地震とかでずれちゃうんです。

後は年数が経つと割れやすくなっちゃうこと。
「いがなくなる」って言うんだけど瓦の粘性が落ちて割れやすくなってきます。

瓦の種類は大きく分けて3種類あります。
陶器瓦、いぶし瓦、セメント瓦があります。

形も、「J型」「F型」「S型」とあります。
細かい種類は、また別の動画でお話ししますね。

瓦屋根のメンテナンスは棟瓦の積み直しって言って、部分的に解体して積み直すっていうメンテナンスが、
大体15年から20年に1回。

基本的には、時期がきたら瓦屋根は葺き替えをします。

瓦屋根は構造上、基本的に葺き替えになります。
瓦の一部にはアスベストが入ってるんで、結構工事は大変だったりします。

屋根瓦の塗装に関しては、
陶器瓦といぶし瓦は塗装しません。ていうかいりません。

セメント瓦に関しては塗装ができます。
ただ気をつけないといけないセメント瓦もあって、
モニエル瓦っていう種類のセメント瓦は塗装しない方がいいと思う。

日本モニエルっていう会社が作ってた瓦なんだけど、今は作られてない製品で、
表面にスラリー層っていうのが付いていて、塗装する時に削って剥がさないといけないんだけれど、
結構ちゃんと削っても剥がれやすくて。

モニエル瓦の専用塗料っていうのもあるんだけれども、
結果塗らない方がいいかなって思う。

劣化する前に塗るんだったらギリいいと思うけどね。
劣化してからだとセメントの強度も落ちてるんで、
家を後何年持たせたいかにもよるけど葺き替えてしまった方がいいと思います。

瓦屋根を吹き替えると、
まずお家の寿命を伸ばます。
後、耐震性が上がる。

逆に屋根瓦の葺き替えのデメリットは、
お金がたくさんかかっちゃうっていうことかな。

▼動画はこちらをご覧ください
https://www.youtube.com/watch?v=JAJPYljMCQE&t